経済学部
経済学部の 3 ポリシーと学修マップ
学位授与の方針 (ディプロマ?ポリシー)
? 経済学部は、〈グローバル?プラクティカル?エコノミスト(GPE)〉を養成します。
〈グローバル?プラクティカル?エコノミスト(GPE)〉とは、グローバルな経済?社会が直面する課題を的確にとらえ、それを経済学の素養と外国語による受信?発信能力とを生かして分析し、解決の方途を他者との協働 により複眼的構想力をもって立案しうる人を指します。
この目標を達成するために経済学部のカリキュラム?ポリシーに沿って卒業に必要な単位を修得し、〈グローバル?プラクティカル?エコノミスト(GPE)〉としての学修成果(スキルとアビリティ)を獲得した学生に、経済学の学士号の学位を授与します。?
教育課程編成?実施の方針(カリキュラム?ポリシー)
? 経済学部のカリキュラムは、各学生が〈グローバル?プラクティカル?エコノミスト(GPE)〉として6つの学修成果(スキルとアビリティ)を獲得することを目標に編成する。6つの学修成果を経済学部は以下のように定める。
学修成果A: 修得した専門知識による論理的な思考に基づいて、柔軟な発想ができる。
学修成果B: 多様な情報を収集?分析し、それを日々の生活のなかで活用することができる。
学修成果C: 外国の言語と文化を学修?修得し、世界のさまざまな国?地域の人びとと意思疎通することができる。
学修成果D: 分析の結果を、言語や記号を用いて他者にわかりやすく提示することができる。
学修成果E: グローバル社会かつ地域社会の一員であることの自覚を持ち、自らの知識?技能を生かし、社会の発展のために寄与することができる。
学修成果F: 学修成果A~Eを活用し、多様な見方を総合して、問題解決の新しい方途を複眼的に構想することができる。
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以上、6つの学修成果を学生が獲得することを目指し、経済学部のカリキュラム?ポリシーは次の6点を重視する。
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経済学の基礎から応用まで段階を踏んで学んでいく体系的な講義科目を編成する。
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初年次から最終年次までのすべての年次において、少人数による演習科目を配置する。
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基本的な教養と学際的な視点を身につけるために、全学共通教育科目を4年間にわたって履修することができる。
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英語で提供される講義科目と演習科目を豊富に設けることで、英語による受信?発信スキルの向上を支援する。
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国内や海外の他大学との交流および討論の機会を用意し、複眼的な構想力と協働への志向性を育む。
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?卒業論文は獲得した学修成果を最大限に生かしながら取り組むことができるように指導する。
入学者受入の指針 (アドミッション?ポリシー)
?〈求める学生像〉
経済学部は、高等学校教育段階において人文?社会?自然科学を均衡のとれた仕方で学び、グローバルな経済?社会が直面している問題に関心を抱き、他者とのコミュニケーションや共同の取り組みに対して意欲的な人を受け入れます。
?〈入学者選抜の基本方針〉
【一般選抜(前期日程)】
大学入学共通テストでは高等学校教育段階においてめざす基礎学力を、個別学力検査で経済学部での学修に十分に対応できる知識に基づいた思考力?判断力?表現力などの獲得水準を、それぞれに確認し、調査書の内容とあわせて総合的に評価します。
?【一般選抜(後期日程)】
[高得点選抜]
大学入学共通テストで高等学校教育段階においてめざす基礎学力、及び経済学部での学修に十分に対応できる能力を確認し、調査書の内容とあわせて総合的に評価します。?
[ユニーク選抜]
大学入学共通テストでは高等学校教育段階においてめざす基礎学力及び経済学部での学修に十分に対応できる能力を、自己推薦書?特別活動要覧等の書類では活動成果?実績を、それぞれ確認し、調査書の内容とあわせて総合的に評価します。
?【社会人選抜】
筆答試験及び口述試験で、経済学部での学修に十分に対応できる知識に基づいた思考力?判断力?表現力などの獲得水準と学ぶ意欲とを確認し、総合的に評価します。
?【私費外国人留学生選抜】
日本留学試験では日本語能力及び基礎学力を、個別学力検査等では経済学部での学修に十分に対応できる知識に基づいた思考力?判断力?表現力などの獲得水準と学ぶ意欲を、それぞれ確認し、成績証明書とあわせて総合的に評価します。?
新入生向けカリキュラム紹介メッセージ
沙巴体育平台経済学部はその淵源を辿ると、明治 13 年 (1880 年) に開所された大阪商業講習所に遡ることができ、約 130 年の歴史を有しています。
このような長い歴史と伝統を背負う沙巴体育平台経済学部は、以下のように幾つかの特徴を有すると考えています。第 1 の特徴は、徹底した少人数教育の実践です。もともと基礎演習 (一年生向け) および専門演習 (三?四年生向け) を中心とした少人数教育 (ゼミはすべて 10 人以下です) を重視したカリキュラムを有してきましたが、平成 21 年度 (2009 年度)、文部科学省?日本学術振興会が募集した「大学教育推進プログラム」に本学部の「4 年一貫の演習と論文指導が育む学士力」という教育プログラムが採択されたことにより、演習形式の授業をいっそう重視したカリキュラムが可能になりました。これまでの基礎演習および専門演習に加えて、イノベーティブ?ワークショップ (一年生もしくは二年生向け) と論文演習 (二年生向け) の新しい演習科目が設置され、4 年一貫の演習教育が可能となりました。これによって、社会人として必要とされる課題設定能力、調査分析能力、思考能力の向上をめざしています。
第 2 の特徴は、幅広い理論傾向と専門領域の研究者を擁していることです。理論面では、ミクロ?マクロなどの主流派の経済学のみならず、政治経済学や進化経済学といった非主流派の経済学まで、実証面では経済政策?金融?財政といった一般的な分野から、大阪という都市に相応しい都市経済?交通経済?地方財政といった特定化した分野まで幅広くカバーした研究者を揃えています。それに加えて、現代のグローバル化した状況に対応して、欧米およびアジアに関する地域研究を行う専門家を多数抱えています。このような多様性によって、学部生および大学院生が、広い視野から経済社会を視る眼を養うことが可能になっています。
第 3 の特徴は、社会との繋がりです。学部における社会人特別選抜制度は、1980 年代後半より全国的にも先駆けて導入された試みでしたが、このように経済学部は社会との繋がりを強く意識してきました。毎年、学部生向けに開講されている経友会講座「産業経済論特講」では、経済学部 OB を招いて現在の産業界の実情を講義していただきますが、現役の学部生が社会の現場との繋がりを意識する良い機会となっています。さらに、2011 年度からは、経済学部 OB が学部生と双方向でコミュニケートする「キャリア形成ゼミ」という演習形式の授業を始めています。
このような特徴を有する沙巴体育平台経済学部は、定型化された知識を受動的に受け取る知性ではなく、自ら問いを設定しつつ自ら答えを探求する、複眼的な構想力を有する知性の養成をめざしています。新入生の皆さまも経済学部で大いに学び、プラクティカル?エコノミストとしてのスキルとアビリティを身につけ、世界で活躍する人材になってもらいたいと思います。